株式会社V(本社:東京都品川区、藤原光汰CEO)と博報堂のプロジェクト、「メタバース生活者ラボ®」が新しいリサーチソリューション「chot-chat」をメタバース内で提供開始しました。このサービスは、メタバースの環境内で、そのプラットフォームから直接ユーザーの声を定量的・定性的に聴くことができる仕組みを提供します。
「chot-chat」の背景と目的
メタバースはコミュニティ文化として勢いを増しています。例えば、2026年に公開されたSensor Towerのデータによると、VRChat公式サイトへの訪問者のうち、日本が37%を占め、世界最大の市場となっていることが判明しました。また、VRChat上で行われたイベントでは、最大同時接続ユーザー数の記録更新も報じられています。こうした状況を背景に、デジタル技術を生活に取り入れる「デジタル先端層」のコミュニティと文化が形成されています。公式サイト:4Gamer
ただ、このコミュニティにおける生活者の本音を、従来のアンケートやインタビューで捉えることは難しいのです。そこでメタバースでの運営知見とマーケティングリサーチの技術を掛け合わせて、コミュニティに参加する生活者が気軽に声を届けられるリサーチ「chot-chat」を開発しました。
「chot-chat」は、メタバースでの雑談の延長として自然に回答が得られるというデザインで、コミュニティの生の声を時間通りに収集し、未来のデジタル世界にとって重要なインサイトを発掘する手助けをします。
「chot-chat」の特徴
このソリューションは、メタバース生活者から直接リアルな声を集めるための高効率な方法です。「気軽さ」により心理的ハードルを下げ、回答率を向上させるデザインになっています。そして、このデータは、消費動向や新サービス開発にも役立てることができます。
「年末の過ごし方」アンケート結果
リリース前に、VRChatで「年末の過ごし方」に関するアンケートを実施しました。この調査では、2635名ものユーザーからの回答が得られ、多くの人が友達と過ごすことで年越しを楽しんでいることが分かりました。全ての調査結果はこちらから:博報堂PDF
「chot-chat」の未来
「chot-chat」は、今後VRChat以外の主要メタバースにも進出し、各文化圏の生活者インサイトを深掘りしていく予定です。デジタル社会の構築に貢献し、メタバースの未来を共に創ることを目指しています。公式サイト:メタバース生活者ラボ
メタバース生活者ラボ®について
博報堂のメタバース生活者ラボは、デジタルのもう一つの自分を持つ「メタバース生活者」をテーマにした研究プロジェクトです。デジタルと現実の融合における新たな価値を探求しています。
生活者発想技術研究所
2024年設立のこの研究所は、クライアント企業の生活者視点をサポートし、「未来生活者発想」をコンセプトに、さまざまなテーマの研究開発を行っています。
メタバースでの未来を共に創る
株式会社Vは、メタバースでの文化遺産の継承や、メタバースの現状に興味がある方とのパートナーシップを募集しています。公式サイト:株式会社V


※アンケート画面がメタバース空間内に提示される様子



猫戸ねごと のひとこと今回の記事を通して、メタバースという現代の新たなコミュニティのあり方と、そこから得られる貴重なインサイトを知る機会になったと思います。メタバース内での現実とは異なる環境で、人々の行動や意見を探ることができる「chot-chat」は、これからのリサーチ手法として非常に重要かつ興味深いものだと感じます。メタバースが広がることで、新たな文化や価値が生まれることはもちろん、それを研究し社会に還元する動きもますます活発になるのではないでしょうか。ただの仮想世界として捉えるのではなく、そこに生きる人々の日常や考えを大切にする視点が求められる時代が来たのだと、この記事を書きながら強く実感しました。
【出典】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000049339.html

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